SSブログ
植物・花 ブログトップ

南米の蘭と世界らん展 [植物・花]

世界らん展日本大賞」が2月13日から2月21日まで東京ドームで開催されます。
1991年に第一回が開催され、参加28か国、入場者数410,900人を集め、その後継続的に
毎年開催され、本年2010年は20回目の世界らん展です。

2009年までの19回の世界らん展で、南米原産の蘭は6度日本大賞を受賞していますから、
約1/3強を占めたことになります。(受賞者名:敬称略)

では、受賞した南米原産の蘭を年代順に見てみましょう。
1999年から2001年まで3年連続して受賞しています。

又、拙記事「南米の野生蘭(その2)」でとりあげた
マスデバリアが2度大賞を受賞しています。



①第6回(1996年)
日本大賞受賞花:Blc.ChiaLin ‘Shin Shyn’ チアリン ‘シンシ’           
日本大賞受賞者:建安蘭園 黄 緯薫 (台湾)
注:カトレアと近縁の属フラッサボラとレリアの三属間人工交配種
   Blc.はBrassolaeliocattleyaの略
resize0040.jpg



続きを読む


南米の野生蘭(その2) [植物・花]

の祖先が地球上に現れたのは約8千万年前位とされており、被子植物の中では最も後に
出現したのです。

最初の被子植物は、1億4000万年前(ジュラ紀後期) に裸子植物から分化したとされており、
の祖先が現れた時にはすでにキク科マメ科などの被子植物が地球上を覆っていたわけです。

★ジュラ紀(Jurassic period)は現在から約2億年前にはじまり、約1億4000万年前まで続く地質時代である。
三畳紀の次で白亜紀の一つ前にあたる中生代の中心時代で恐竜の時代とも言える。
恐竜は約6,500万年前白亜紀後期に絶滅したとされている。
★白亜紀(白堊紀、はくあき、Cretaceous period)は、約1億4000万年前から6500万年前の時代を指す。

虫媒花としては昆虫や鳥に受粉を手伝ってもらう必要がありますが、既存の花の姿、形では
媒介昆虫に強くアピールし、いち早く引き寄せることが困難です。そこで各バイオーム(「生態系」)の
ニッチに進出し、昆虫や鳥受けする極めて特異な花形をしたり、飛んでいる昆虫や鳥に真っ先に
目立つ様既存の樹に着生する(着生蘭)など、生存をかけて工夫(進化)してきたのです。

短期間に急速に適応拡散してきたため種の間の遺伝学的隔たりが小さく、種間雑種
属間雑種ができやすいという特徴をもっており、現在においても急速な進歩を続けていると
考えられています。

低地(温暖地)や高地(寒冷地)で、過酷な環境にも順応し、いろんな形をした花を
咲かせています。

自分で歩いて媒介となる昆虫や鳥のところに行けないので昆虫や鳥に好かれる形と色に
自分自身を変化(進歩)させつつ昆虫や鳥の登場をじっと待っているわけです。

例えばこの蘭、マスデバリア・カウディボルブラは南米の寒冷地に咲く蘭ですが、
まるでワインオープナー(コルク栓抜き)の様な形をしています。小さな昆虫が止り易く、
なお且つ早く受粉を媒介させるべく花の中心(花芯)に誘導する形をとっているのでしょう。
こういう形をみると、まだまだ進化途上にあることがわかります。


DSC02308.JPG
Masdevallia caudivolvula Krzl. 標高1,800m以上の寒冷地に分布





今回はアンデス寒冷地(標高1,800m以上の高地)に咲く
マスデバリア」”Masdevallia"という蘭の特集です。マスデバリアは暑さに弱いことから
四季のある日本では栽培が非常に困難とされていますが、一部交配種が栽培され市場に
出ています。画像はすべて野生(原種)のマスデバリアで、人工交配種・園芸品種ではありません。

★ラン科マスデバリア属



続きを読む


nice!(40)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

南米の野生蘭(その1) [植物・花]

南米の野生蘭です☆

標高1,600m地点で洋蘭の女王とよばれる「カトレア」に拝謁が許されました☆
女王は木の樹皮にしっかり根をおろし下界を眺めておられました☆
カトレアは着生蘭の女王でもあるのです☆



Cattleya trianae
2528789




続きを読む


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog
植物・花 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

この広告は180日新規投稿のないブログに表示されます