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老人と海 [文学]

文豪ヘミングウェイが1951年にキューバで書き上げ、1952年に出版された小説「老人と海」は、
キューバの漁村に住む貧しい老漁夫サンティアゴが巨大なSwordfish(メカジキ)を相手に3日間に
渡る死闘の末、ついに勝利を収め、釣り上げた大魚(体長約5.5m、重量680Kg超)を小船(長さ約5m)の
舷に縛りつけますが、帰路サメに襲われ漁村に戻った時には大魚は巨大な骨しか残されて
いなかったという、大魚と老人との壮絶な戦いを通じての自然の偉大さと人間の勇気と尊厳、そして
釣魚を教えた少年との友情など、妻を亡くした孤独な老漁夫の生き様を描いた名作です。

★アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ:Ernest Miller Hemingway、1899年7月21日 - 1961年7月2日、アメリカの小説家・詩人。
★ヘミングウェイの詳細年譜はこちら
釣魚に出かけられぬ日には肘掛け椅子に腰を下ろし、モーツァルトを聴きながら過ぎ去りし釣魚のことをあれこれ思い浮かべる
「アームチェア・フィッシャーマン」である筆者(アマデウス)にとっては 「老人と海」は 釣文学の最高峰にあるのです。

この作品が出版されてから2年後、1954年にヘミングウェイはノーベル文学賞を受賞しました。

作品の発想は、キューバの首都ハバナから30分程東に行ったコヒマル(Cojimar)という漁港の
漁師達との会話の中から得られたそうです。ヘミングウェイは、自宅のあった米国本土の最南端
キーウェスト(フロリダ)から出港したトロ-リング用パワ-ボ-ト(ピラール号)が遭難しかかり、
コヒマル港にたどり着いた事から、頻繁にここを訪れ、結局キューバに移り住んだのです。

ヘミングウェイの住んでいたキューバの家((コヒマル漁港の近く)は現在博物館となっており書斎、
蔵書、家具、タイプライター、フィッシング・ボートなどが保存・展示されています。ノーベル文学賞は
スエーデン大使によりこの家で手交されました。

★ヘミングウェイ博物館はこちら
★1954年1月、ウガンダのナイル河上流での飛行機墜落事故により重傷を負い、怪我が回復せずストックホルムでの
授賞式には参列できなかった。

また、ヘミングウェイが贔屓にしていた、この小説の冒頭にも登場するテラス(西語:テラサ)
という料理店(Restaurante La Terraza)やハバナの旧市街にある酒屋などは今も当時の
ままで営業を続けており、往時を偲ぶことが出来ます。

★ヘミングウェイが愛飲したのは「モヒート(Mojito)」というサトウキビから作るラム酒をベースとした カクテルで,
旧市街のバー「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」”La Bodeguita del Medio"がお気に入りであった。

キーウェストヘミングウェイの家も記念館となっており、彼が可愛がっていた猫の子孫が複数匹 
のんびり暮らしています。

★Key West(Florida)にあるThe Ernest Hemingway Home & Museumはこちら

ヘミングウェイの晩年の代表作である「老人と海」は出版後世界的にセンセーションを巻き起こし、
数ヶ国語に翻訳され、この作品の評価がノーベル文学賞受賞に大きく影響したとされています。

キーウェストに住んでいる猫達の様にのんびりと、そして美しいキューバの海とコヒマルの漁村を
思い浮かべながら原作にふれてみましょう。



IMG_0759.JPG
1958年の米映画・ジョン・スタージェス監督「老人と海」より。主演のスペンサー・トレイシー
★Starring: Spencer Tracy, Harry Bellaver, Felipe Pazos, Don Diamond, Don Blackman,
Mauritz Hugo, J. Ray, Tony Rosario
★Director: John Sturges
★Producer: Leland Hayward
★Screenwriter: Peter Viertel
★Composer: Dimitri Tiomkin


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